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2012年11月28日

パリの親切さん その2

『パリの親切さん その1』の続き。
ルノーへ行くために、B駅で列車を降りた。
パリ中心のA駅から約20分、ここはきっとパリのベッドタウン。住宅街で、昼間の人通りは極めて少ない。
B駅を出たはいいが、ルノーがどこにあるのか分からない。
駅前のバス停でおばあさんが一人バスを待っていた。私はそのおばあさんに向かって
「I want to go to Renault. Could you please show me how to get to Renault ?」
しかし、彼女は一言も発することなく、分からないと言うそぶりをするだけ。
バス停の横にKIOSKのような売店があったので、売り子のおばさんに同様の質問をしたが、彼女も両掌を上に向け肩をすぼめて、分からないと言うそぶり。
途方に暮れていると、さっきのおばあさんが無言で手招きをする。
多分英語を話すことはできないが「ルノー」という単語は聞き取れたということだろう。
おばあさんは何も言わずに、ついて来いと合図をし、私の前を歩いて行く。きっと彼女も、こちら方面に何らかの用があったのだろう。
ゆっくりとした足取りではあったが、20分くらい歩いた所で、彼女は手を上げて、斜め前を指差した。そこには『RENAULT』と書かれた大きな建物が。
私が「OK、分かった。ありがとう」と合図をすると、彼女は向きを変えて、今来た道を戻って行く。しばらく見送ったが、ひたすら駅に向かって帰って行く。
彼女はこちら方面に用があったわけではなく、見ず知らずの私をわざわざ連れて来てくれたのだ。
何と言うこと。たった1時間くらいの間に、日本ではなかなかめぐり合えそうにないほどの親切さん二人に遭遇!

親切さんに関するコメントはまた後日。  


Posted by てつじ です at 12:04旅行